藤電事連会長定例記者会見発言要旨
(2003年 4月18日)
◎ 本日、私から申し上げるのは、次の2点。
1点目は、「信頼回復委員会in福井」の実施結果について。2点目は、2005年日本国際博覧会への出展について。
1.「信頼回復委員会in福井」の実施結果
◎ まず、「信頼回復委員会in福井」の実施結果についてご報告させていただきます。お手許の資料1をご覧ください。
○ 先月の会見でも申し上げましたが、私どもは、信頼回復に向けた取り組みを進めるにあたり、社外の方々のご意見をお伺いしながら進めているところです。
○ その一環として、今週、福井県で開催された、日本原子力産業会議の年次大会にあわせて、ご当地の福井市で広聴活動を実施いたしました。具体的には、13事業者の代表者自らが、地元福井を中心に全国各地から参加された、原子力やエネルギーに関心をお持ちの82名の方々から、信頼回復のために電力会社は何をなすべきかについて、広くご意見をお伺いしました。
○ 当日は、2部構成となっており、まず第一部は、私と東京電力勝俣社長・北陸電力新木社長の3名が、政野澄子(まさの すみこ)様、井上チイ子様、吉川裕子(よしかわ ゆうこ)様の3名の女性市民グループ代表者などの方々とパネルディスカッションを行いました。また、第二部は、13事業者の代表者が、それぞれテーブルに分かれて、ご参加の皆さま方から、直接ご意見をお伺いしました。
○ 当日、約3時間にわたって、積極的にお伺いした結果、大変多くの貴重なご意見をお聞かせいただくことができました。具体的には、
・ 原子力の信頼回復のためには、電力会社と消費者、地域住民との間にフェイス・トゥー・フェイスのコミュニケーションが必要で、特に電力の消費地の皆さまへ積極的に理解活動を行うべき。
・ 電力会社が一方的に「理解して下さい」というだけでは、誠意や情報は伝わらない。消費者の立場に立って、分かりやすい言葉で伝えることが必要。そのためにも、電力会社は、消費者と同じ目線でコミュニケーションすることが重要。
・ 消費者は、もっとエネルギーに関心を持ち、情報を受け止め、自分で選択し、判断することが大事。などで、いずれも私どもにとって、大変示唆に富むものばかりでした。
私どもとしては、今回頂戴した貴重なご意見を、今後の信頼回復に向けた取り組みの中で、是非ともいかしていきたいと考えております。
○ ところで、この4月から新しい年度に入ったわけですが、これは同時に、自由化がスタートしてから早3年が経過し、4年目に入ったことでもあります。
振り返ってみますと、様々な出来事があり、電気事業の制度も、さらに新しく変わろうとしています。
このように、私どもの経営環境が、かつてないスピードと激しさで大きく変化している中で、私は今後とも「信頼」という言葉がキーワードになっていくと思います。
申し上げるまでもなく、私どもの事業は、立地地域を含めたお客さまや、株主の皆さまからの「信頼」の上に成り立っています。これからも、競争は一層激しくなっていくと思いますが、創意工夫を重ね、互いに切磋琢磨しながら、コンプライアンスの徹底やサービス水準の向上を図り、さらなる信頼を勝ち得て、引き続き私どもをお選び続けていただくことが重要と考えております。
○ そのためにも、本日、ご報告したような取り組みなどを通じて、原子力に対する信頼を一日も早く回復できるよう、業界の総力を挙げて取り組んでいく所存です。エネルギー記者会の皆さまにも、是非、ご理解とご支援をお願い申し上げます。
2.2005年日本国際博覧会への出展について
◎ 次に、2005年日本国際博覧会への出展について申し上げます。お手許の資料2をご覧ください。
○ 既にお知らせしましたとおり、私ども電気事業連合会は、2005年3月から愛知県で開催される日本国際博覧会(愛・地球博)に参加する予定ですが、本日の総合政策委員会において、その出展概要が具体的に固まりましたので、ご報告させていただきます。
○ 詳細は、お手許の資料のとおりです。館の名称は「ワンダーサーカス 電力館」、テーマは、「Powerful Imagination」〜想像力は豊かな未来を創る活力〜であります。
○ 今回の出展の特徴を大きく3つ申し上げます。1つ目は、子供さんが描いた絵を広く募集し、その絵で建物の外壁を大きく飾るということです。資料を1枚めくっていただきますと、そのイメージがおわかりいただけるのではないかと思いますが、屋外でお待ちのお客さまには、噴水パフォーマンスの涼しさでおもてなしすることも計画しています。
○ 2つ目は展示内容です。「科学技術」「自然との共生」「人の心」をベースに「地球と人と夢、この素晴らしい世界」を表現した8つのシーンを、夢を乗せた電車型の乗り物に乗ってご覧いただきます。
○ 3つ目は、あらゆる面で環境対策に取り組むということです。具体的には、資料の1枚目の最後にまとめましたように、この電力館では建築素材や設備について「リデュース」、「リユース」、「リサイクル」の3Rを追求しており、中でもコンクリートがら塊や建設時に発生する木材については、リサイクル率100%を目標に取り組んでおります。また、私ども電気事業者ならではの取り組みとして、水力発電所のダムの流木を再利用したウッドチップを建物前の庭の路盤材に活用したり、火力発電所の石炭灰を再利用したレンガも花壇などに活用していく予定です。
○ このように、私どもは、人と自然への優しさを大切にした出展を通じて、21世紀も暮らしや産業を支える「社会のベーシスト」であり続ける電気事業を少しでも感じていただければと考えています。
○ 私からは、以上です。