福島地区における電力各社の支援状況【お知らせ】
2011年12月5日
電気事業連合会
電力各社は、電気事業連合会が設置した「福島支援本部」を中心に、福島地区における人的応援活動や福島地区および東京電力福島第一原子力発電所への物資の提供を実施しております。
現在までの主な活動状況は以下のとおりです。
○人的応援活動
電力各社は、福島支援本部を中心に、現在、東京電力や国・地元自治体と連携しながら、身体への放射能スクリーニング検査(※1)や環境放射線モニタリング(※2)などを実施。
具体的には、
・東京電力福島第一原子力発電所から20km圏内の住民の皆さまの一時帰宅や車の持ち出しに際し、身体および手持物品の放射能スクリーニング検査
・20km圏内について、1週間に1回・50地点程度で環境放射線モニタリング
などの活動を行っています。
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環境放射線モニタリングの様子 | 放射能スクリーニング検査の様子 |
※1 放射能スクリーニング検査:身体などの表面に放射性物質が付着しているかどうかを確認する検査のこと。
※2 環境放射線モニタリング:環境にある放射線を定期的に検査して放射線量を測定すること。
電力各社の派遣要員数(11月末までの延べ人数)
(名)
北海道 |
東北 |
中部 |
北陸 |
関西 |
中国 |
四国 |
九州 |
日本 |
日本 |
電源 |
合計 |
約5100 |
約4700 |
約7600 |
約3100 |
約10100 |
約4400 |
約5800 |
約6800 |
約5700 |
約3700 |
約1000 |
約58100 |
○物資の提供
電力各社は、福島支援本部を中心に、現在、放射線防護服やマスク、放射線量の計測器など、東京電力福島第一原子力発電所の復旧作業に必要な物資の提供を実施。
(参考)「福島支援本部」の概要
電気事業連合会が、4月15日付けで設置した「福島支援本部」の概要は、以下のとおりです。
1.名 称:「福島支援本部」
2.目 的:震災発生以降、電気事業連合会および電力各社において実施してきた福島地区における現地活動の支援を充実させるとともに、東京電力福島第一原子力発電所の中長期的な技術課題の対応を行う。
3.業 務:東京電力と連携し、以下の業務を実施する。
・現地支援に関して、福島地区における人的応援活動や福島地区および東京電力福島第一原子力発電所へ の物資の提供を行う。
・東京電力福島第一原子力発電所の中長期的な技術課題(廃棄物の処理・処分等)に関して、必要に応じて研究開発を実施しながら支援を行う。
以上