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野田内閣の発足について【会長コメント】

2011年9月2日
電気事業連合会
会長 八木 誠

 本日、野田内閣が発足した。

震災からの復興、わが国経済の再生、社会保障と税・財政の一体改革、外交・安全保障など喫緊の重要課題が山積しているなか、政治は一刻の停滞も許されないところに来ている。

 

 野田内閣には、野党の協力を得ながら一致結束し、スピードを上げてこれらの課題を解決していく『実行する政治』を期待したい。

 

 私ども電力業界は、東京電力福島第一原子力発電所の事故収束や電力の安定供給など直面する課題に引き続き全力を尽くしてまいるが、今後議論が進むエネルギー政策の検討は、国家の将来を左右する極めて重要な問題である。

 

 エネルギー資源に乏しいわが国が、安全を大前提に、資源獲得競争の世界的な激化、燃料価格の高騰、地球温暖化問題への影響等も考慮しながら、どのようなエネルギーを選択していくのか、オープンな場で、長期的かつ複眼的な視点をもって、国民的な議論を十分に積み重ねていただきたい。

以上

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