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衆議院議員総選挙の結果について

2012年12月17日
電気事業連合会
会長  八木 誠

 このたびの総選挙は、わが国の針路を左右する極めて重要な選挙であった。政権与党の民主党に代わり、自由民主党が過半数を大幅に上回る議席を獲得し与党に復帰したが、これは、国家の再生に向けて現状打破を求める国民の意思のあらわれであると受け止めている。

 

 わが国は、目下、震災復興はもとより、経済再生、税制ならびに社会保障制度改革、さらには、エネルギー問題や外交・安全保障問題への対応など、課題山積の状況にある。

 今後、与党が政治のリーダーシップを発揮することにより、真に国益や国民生活の立場からしっかりと重要政策を進めていただくことを期待する。

 

 特にエネルギー政策は、国民生活や経済活動に関わる国の基幹政策であり、長期的な視点でぶれることなく推し進めることが必要である。エネルギー資源に乏しいわが国においては、原子力も含めたエネルギー資源の多様性と安全の確保を大前提とした3E(安定供給、環境保全、経済性)の同時達成を目指すことが重要であると考える。

 その観点から、2030年代に原子力ゼロを目指すとする「革新的エネルギー・環境戦略」は、あまりにも課題が大きく、現実的なエネルギー政策とするために、新政権において見直しをお願いしたい。

以上

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