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需要の変化に対応した電源の組み合わせ

出典:「原子力・エネルギー」図面集2016 1-2-11
それぞれの電源の特性と最適な組み合わせ
発電方式 供給力 特性
揚水式水力 ピーク供給力 電力需要の変動への対応が極めて容易であることから、急激な需要の変動、ピーク需要への対応供給力として活躍する。
調整池式・貯水池式水力 ピーク供給力 初期コストは高いが耐用期間平均で見ると経済性に優れ、電力需要の変動への対応が極めて容易であるため、ピーク供給力として活用する。
石油火力 ピーク供給力 運転コストは比較的高いが、資本費が安く、電力需要の変動への対応に優れることから、ピーク供給力として活用する。
LNG、LPG、その他ガス火力 ミドル供給力 運転コストが安く、資本費についても石炭火力よりも安く、電力需要の変動への対応に優れることから、ミドル供給力として活用する。
石炭火力 ベースおよびミドル供給力 資本費は高いが、原子力に比べると電力需要の変動にも対応しやすいことから、ベース供給力とミドル供給力の中間供給力として活用する。
原子力 ベース供給力 資本費は高いが、運転コストが安いため、ベース供給力として高利用率運転を行う。
流れ込み式水力 ベース供給力 初期コストは高いが耐用期間平均で見ると経済性に優れ、ベース供給力として活用する。

ピーク供給力 : つくる電気の量を調整しやすい電源
ミドル供給力 : ピーク電力とベース電力の2つの特徴をもつ電源
ベース供給力 : 一定量の電気を安定的に供給する電源

出典:FEPC INFOBASE 2006.12

エネルギー資源の大部分を輸入に頼る日本では、特定のエネルギー源に依存するのではなく、各種電源の特徴を活かしながら、燃料供給および価格安定性に優れた原子力発電をベースロード電源とし、火力や揚水式水力発電で需要の変化に対応するなど、バランスよく運用する「電源のベストミックス」を進めていくことが重要です。

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