電力の技術開発にあたっては、電気事業者が共同で研究を行う、国の研究開発プロジェクトへ参画するなど効率的かつ着実に進めるとともに、電気事業における共通基盤技術の開発については、電力中央研究所を中心に推進しています。
2008年3月、経済産業大臣の下に設置された「Cool Earth−エネルギー革新技術計画」の会議では、2050年までに温室効果ガスを半減するために重点的に取り組むべき21の革新技術が決まりました。
選ばれた21の革新技術のうち、発電・送電分野では、高効率火力発電や先進的原子力発電、超電導高効率送電など6つの技術が、また運輸やエネルギー需要面では、超高効率ヒートポンプや電気自動車・プラグインハイブリッドをはじめとする12の技術が選ばれました。その中から、電力が参画する主要な国家プロジェクトをご紹介します。
石炭ガス化複合発電(IGCC)
石炭ガス化複合発電は、石炭をガス化し、コンバインドサイクル発電(ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせ発電する方法)で、従来の石炭火力(微粉炭燃焼方式)より高い48〜50%程度(送電端)の発電効率が見込まれることから、電力が共同で開発に取り組んでいます。
石炭ガス化複合発電(IGCC)
電気自動車
電気自動車は、エネルギー効率が高く、ガソリン車に比べてCO2排出が圧倒的に少ないなど多くのメリットがあります。
電気自動車
高温形燃料電池
固体酸化物形燃料電池(SOFC)については、固体高分子形燃料電池(PEFC)を大きく上回る高い発電効率が期待できること、石炭ガス化ガスなどの多様な燃料の利用や耐久性が期待できることから、将来の高効率電源の一つとして技術開発に取り組んでいます。
燃料電池
超電導技術
各電力会社は超電導技術の電力機器への適用のための研究開発を推進し、これまで、超電導電力貯蔵装置(SMES)、超電導発電機、交流超電導機器の開発に取り組んでおり、それぞれ基盤技術や設計技術を確立しました。





