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研究開発等の取り組み

地球温暖化問題への対応では、中長期的な視野に立って、供給面、需要面および環境保全における技術の研究開発を進めていく必要があると考えています。具体的には、お客さまの省エネルギーに資する技術、火力発電所排ガス中のCO2回収・貯留技術、原子力関連技術および森林吸収に関する技術等の研究・開発に取り組んでいきます。

地球温暖化問題の解決に向けた技術開発の取り組み事例

クリーンコールテクノロジー

エネルギーセキュリティの確保および環境保全の観点から、供給安定性や経済性に優れた石炭を高効率に利用するクリーンコールテクノロジーの開発が必要です。そのために次世代の石炭火力高効率化技術の一例として、石炭ガス化複合発電(IGCC)の開発に取り組んでいます。現在は、商用機の2分の1規模の実証機(出力250MW級)の実証研究に取り組んでおり、2007年9月より本格的な運転試験を開始し、2008年には長時間連続運転試験に成功しました。2009年度は運用特性、耐久性及び経済性等を検証することとしています。

CO2回収・貯留技術(CCS)

本技術は、国内外において温暖化防止対策の有効な革新的技術として位置付けられていますが、CCSの実施に向けては多くの課題も存在します。引き続き、CO2回収技術については、コスト低減やエネルギーロス低減に向けた改良・開発を実施するとともに、CO2貯蔵技術については、国内外の技術動向調査・評価を進めていきます。また、2008年5月に設立した日本CCS調査(株)には、電気事業としても出資・参画し、大規模実証試験に向けた調査事業に取り組んでいます。

電気を効率よくお使いいただくための技術

これまで開発した「CO2冷媒ヒートポンプ給湯機(エコキュート)」について、省エネルギーやCO2排出抑制による環境保全をより一層推進するため、高効率化などの技術開発を推進するとともに、その他のヒートポンプ技術や蓄熱・蓄電利用技術につても高効率化、コンパクト化に向けて取り組みます。

また、電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車は、ガソリン車と比較してCO2排出量を大幅に抑制できるなど環境性が高く、近年のリチウムイオン電池の性能向上などを背景に、各自動車メーカーでは本格的な普及に向けた開発を進めています。電気事業としても、走行実証実験や急速充電装置の開発等に取り組むとともに、電気自動車会社の実現に向けて、業務用車輌への電気自動車の導入や充電インフラの整備など、政策的・社会的な動向を踏まえながら調査・検討を進めていきます。

電気自動車について

2007年度における自動車全体からのCO2排出量は約2億1,800万トンであり、電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車の普及が進めば、さらなるCO2抑制効果が期待できます。
仮に、我が国の全ての軽自動車が電気自動車に置き換わった場合、約2,500万t-CO2/年のCO2抑制効果が見込まれ、これは日本のCO2排出量の約2%に相当します。

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