3.地球温暖化防止政策の動向

CO2排出も世界一:自主削減目標を設定

「エネルギー政策動向」の項で述べたように、中国はエネルギー消費の増大に伴い、CO2排出量も急増しており、2007年には中国の排出量(60.3億トン)は米国の57.6億トンを抜き、世界最大の排出国となった。2008年以降も中国の排出量は着実に増加しており、2008年は65.1億トン、2009年は68.0億トン、2010年は72.2億トンとなった。このCO2総排出量の50%近くは発電が占め、他産業に比べて突出している。

中国は京都議定書で温室効果ガス(GHG)排出削減義務を負っていない。しかし、前述のCO2排出増に危機感を抱いた政府は、2009年のコペンハーゲン・COP15で、2020年までにGDP・1万元当たりのCO2排出量を2005年比で40~45%削減するという目標を表明した。ただし、中国が2020年まで高い経済成長を維持し続ければ、排出量は2005年比で60%増加するといわれており、達成できるかどうか不透明である。

また、中国は「大気中に存在するGHGの70~80%は先進国が発生源で、これらが地球温暖化と気候変動を招いた」として、先進国は中国を含む多くの発展途上国に対して技術移転、資金援助などを提供するようも求めている。

発電では、水力、風力などの再エネと原子力を積極的に開発し、火力よりも優先して運転するなどの対策が講じられている。「エネルギー発展第12次5カ年計画」では、国内総生産(GDP)1万元当たりの排出量について、2015年に2010年比17%削減するとされているが、具体的な排出量は示されていない。

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