6.電源開発の動向

主要電源はガス火力

「エネルギー政策の動向」の項で述べたように、ロシアの電源は、火力、中でもガス火力が最も重要な電源となっているが、それに加えて原子力、水力の開発も進められてきた。その結果、ロシアの発電設備は2011年末現在、2億3,330万kWで、内訳は火力1億6,140万kW(69.2%)、原子力2,430万kW(20.4%)、水力4,750万kW(10.4%)となっている。また、発電電力量(2011年)では、1兆548億kWh(前年比1.6%増)で、内訳は火力7,166億kWh(67.9%、うちガス火力が約50%)、原子力1,729億kWh(同16.4%)、水力1,653億kWh(同15.7%)である。

ガス火力も含めた電源多様化を指向

ソ連崩壊後、電源開発が低迷し、発電設備の経年化が進行しており、電源開発の加速化は喫緊の課題となっている。2010年に承認された2020年までの電力施設計画では、電源開発規模が1億5,170万kWから約8,000万kWに大幅に縮小され、電源開発の内容においても電源のベストミックスを政策的に追求する方向から経済性基準に従って開発目標を達成するスタンスに改められた。その結果、原子力とともに水力、石炭火力の比率を高め、ガス火力の比率を抑制するとした以前の方針は、基本的にガス火力も重視する方向になっている。

2000~2010年の電源開発実績は平均年190万kW であったが、2011年の運開設備は約480万kWで、この間の最高実績となった。主な運開設備にはスルグート第2火力発電所7、8号機(E.ONロシア、39.7万kW、40万kW)、ユジナヤ熱併給発電所(TGK-1所有)4号機(42.5万kW)、ヤイヴィンスク火力発電所5号機(E.ONロシア、42.5万kW)、モスエネルゴ第26熱併給発電所8号機(42.1万kW)、スレドネウラル火力発電所(Enel OGK-5、41.9万kW)、ネヴィンノムィスク火力発電所(Enel OGK-5、41万kW)などがある。いずれもCCGT設備で、その大部分が外国製である。

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