2.エネルギー政策の動向

水力と原子力を中心とした電力供給

スウェーデンは化石燃料資源に乏しく、国内では、わずかに泥炭などを産出するのみで、石炭や石油、天然ガスの供給は、もっぱら輸入に依存している。一方で、豊富な水力資源や原子力を利用した発電が行われているほか、森林地帯が広がる国土の特性もあって、木質燃料などのバイオマスによる発電や熱供給も盛んである。このため、化石燃料資源には乏しいものの、スウェーデンの国内エネルギー自給率は2011年には67%に達している。

発電では、化石燃料による火力発電はごくわずかで、水力や原子力のようにCO2を排出しない電源が主力となっている。2011年の国内発電電力量1,504億kWhのうち、水力が44%、原子力が40%と、この2種類の電源でほとんどを占める一方、化石燃料による発電比率は3%にとどまっている。他の電源としては、水力以外の再生可能エネルギー発電として、バイオマス・廃棄物発電(8%)、風力(4%)がある。他に、再エネにカウントされない廃棄物等による発電が1%となっている。国土が高緯度に位置することもあって、これまでのところ太陽光発電はごくわずか(2011年実績では0.1%)にとどまる。

至近のエネルギー気候変動政策は、2009年に政府が策定し、議会で承認されている。上述のように、スウェーデンの電力供給はこれまで、原子力と水力に大きく依存してきたが、2009年の政策では、電源の多様化による安定供給の確保を図るため、第3の柱として、コジェネ・風力・その他再エネのシェア拡大を、中長期的に目指す方針が謳われている。

  • エネログ
  • なるほど!日本のエネルギー
  • ひらめき!ピカールくん
  • 原子力発電のごみって?
  • 使用済燃料貯蔵対策の取り組み
  • 【おすすめ】電事連会長会見
  • 【おすすめ】広報誌・パンフレット
  • 【おすすめ】電事連チャンネル
  • 【おすすめ】海外電力関連情報
  • 【おすすめ】原子力の安全性向上に向けた取り組みについて
  • 【おすすめ】国内の原子力発電所の再稼動に向けた対応状況
  • 【おすすめ】放射線に関する情報
  • 【おすすめ】twitter 電気事業に関する情報を発信

ページトップへ