2014年1月15日、米国大手電力会社のサザンカンパニー社と三菱重工は、石炭火力発電所における大規模なCO2回収・貯留(CCS)実証試験に成功したと発表した。石炭火力を対象とした世界初の500トン/日規模のCCS実証試験であり、アラバマ州にあるサザンカンパニー社のBarry発電所(合計出力265.7万kW)内にCO2を分離・回収・圧入する実証プラントが建設された。同プラントは15万トン/年(CO2回収率90%以上)の能力を持っており、今回の試験成功を受けて両社は商用化に向けた動きを加速するとみられる。

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