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[中南米]エルニーニョ現象による電気事業への影響

2016年3月17日

 エネルギー情報サイトは2016年2月23日、ラテンアメリカ開発銀行が同年1月に発表したエルニーニョ現象による電気事業への影響に関する報告書を紹介している。
同報告書は、中南米地域においてエルニーニョ現象が電気事業に与えるリスクに対して戦略的な対応が必要とされるが、現状では中長期の開発計画においても検討がされておらず、国もしくは地域大で組織横断的な協調や電気事業者に対してエルニーニョ現象の理解を深めることが求められるとしている。
実際に、コロンビアやベネズエラではエルニーニョ現象による降雨不足で水力の出力が低下しており、特にコロンビアでは2016年1月時点の発電用貯水池の水量が標準水位の50%程度となり、水力の発電電力量が例年1月実績の50%に落ち込んでいる。
一方、エクアドル全土、ペルー山間部、ボリビア中央部などでは降雨量が例年の水準を上回っており、大雨による災害なども懸念されている。
他方、ペルー沿岸部などでは例年と同水準の降雨量となっているなど、エルニーニョ現象の影響は国や地域によって大きく異なることも明らかになっている。

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