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[OECD] OECD原子力機関マグウッド局長、「電力市場は壊れている」と指摘

2016年5月25日

 OECD原子力機関のマグウッド局長は2016年5月11日、パリ本部で開催された国際会議で、電力自由化市場の影響、世界のCO2の排出量削減における天然ガスの位置づけ、原子力発電の建設コストに関する誤解など、原子力発電が直面する課題について言及した。
米国原子力規制委員会の前委員である同氏は「多くの電気事業者は経営が成り立たず倒産の危機に瀕している。
建設できるのは助成を受けたものだけ。
原子力発電の建設には多くの決断が必要であり、現在の先行きが不透明な市場環境の下では建設は不可能と考えられる」とし、原子力発電のコストについては「福島事故でのコスト上昇が誇張されているが、実際は、全体コストからすると大した額でなく、また建設中のAP1000であれば、ほとんどの改善策が既に反映されている」と指摘した。

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