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[米国] エネルギー情報局が2040年までの需要想定を発表、世界の原子力発電電力量は2倍と予測

2016年5月26日

米エネルギー情報局は2016年5月11日、世界全体の需要想定である「International Energy Outlook 2016(IEO2016)」を公表した。
このIEO2016では、世界全体のエネルギー使用量が、2012年から2040年までの間に48%増加すると想定している。
特に中国やインドなど非OECDアジア地域での伸びが目覚ましく、最も急成長している電源は再生可能エネルギーである。
しかし、30年後も化石燃料は依然として世界のエネルギー需要の四分の三程度を占める。
IEO2016の基準ケースでは、世界の総エネルギー消費量は、2012年の549,000兆BTU(英熱量)から、2040年の815,000兆BTUへと48%増加する。
また、世界の発電電力量は、2012年の21.6兆kWhから2020年には25.8兆kWh、2040年には36.5兆kWhへと69%増加する。
世界の原子力による発電電力量は2012年の2.3兆kWhから、2020年には3.1兆kWh、2040年には4.5兆kWhへと約2倍になるとの予測を示した。
米エネルギー情報局は、「エネルギーセキュリティとCO2排出の懸念が、新しい原子力の開発をサポートしている」と述べている。
この原子力の増加の約6割は中国が占めており、2040年までに、設備容量で139GW増える計画となっている。
一方、カナダやヨーロッパおよび日本の発電容量の減少に伴い、OECD加盟国全体では、2040年までに6GW減少すると予測している。
なお、2040年における米国の原子力発電電力量は8,332億kWh、日本は1,456億kWhと予測されている。

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