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[欧州]欧州委、再エネの優先給電廃止を提案か

2016年10月13日

2016年9月22日に専門誌が報じたところによると、EUの欧州委員会は今冬に再エネの優先給電制度の廃止を提案する見込みである。
これは同誌がオーストリアの規制当局E-Controlの元幹部であるBoltz氏にインタビューをして明らかになったもの。
再エネの優先給電制度は、従来型電源に先んじて再エネの電力を系統に入れる制度。
2001年に策定されたEUの再エネ指令によりEU加盟国に同制度の導入を義務付けている。
同氏は、同制度が欧州の電力市場の統合を妨げ、送電混雑の原因にもなり得るとの見解を示した。
ドイツでは、風況が良い日に北部に集中立地した風力発電設備による電力が、増強が遅れる送電線に流れ込む結果、送電混雑が生じ、周辺諸国に計画外の迂回潮流が発生している。
その悪影響を受けているチェコとポーランドは、ドイツの送電線混雑の緩和に資すると見られるドイツ・オーストリアの卸電力市場の分割を関係各所に要求している。
ドイツとオーストリアの卸電力市場は現時点では統合されているが、オーストリアは同市場の分割が卸電力価格の上昇に繋がることをおそれて分割に反対している。

 

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