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[米国]ワッツバー2号機 が 21世紀初の営業運転を開始

2016年10月26日

テネシー峡谷開発公社は2016年10月19日、建設が進められてきたワッツバー2号機(テネシー州、115万kW)の営業運転を開始したと発表した。
ワッツバー2号機は1973年に建設を開始し、電力需要の伸び悩みなどにより1985年に一時中断されたが、その後2007年に再開され、今回の運転開始に至った。
1996年にワッツバー1号機が営業運転を開始して以来20年ぶりの新規原子力発電所の運転開始であり、米国において21世紀初の原子炉となった。
米国原子力エネルギー協会のファーテル専務理事は、「今日は歴史的な日となった。
米国および世界は安価で信頼性のあるクリーンな電源を求めており、ワッツバー2号機は、今後数十年にわたりテネシー峡谷の地域の環境および経済へ大きな利益をもたらす」と述べ、プラントの完成を称賛した。
また、テネシー峡谷開発公社のビル・ジョンソンCEOは、「ワッツバー2号機は、低コストで信頼性のあるクリーンなエネルギーを地域に供給するという我々の公約の重要な部分である」と述べ、地域にとって重要な電源であることを強調した。
米国において、原子力発電は発電電力量全体の19%を担い、カーボンフリー電源の約63%を占めている。
米国原子力エネルギー協会によると、ワッツバー原子力発電所(1, 2号機合計230万kW)は、年間約1,500万トンのCO2を削減し、これは300万台の自動車削減と同等としている。
また、ワッツバー2号機単独で、米国で2015年に導入された風力による発電電力量の3分の1に等しい電力を発電すると述べている。
ワッツバー2号機が営業運転を開始したことにより、米国の運転中原子炉は100基となった。
現在米国で建設中の原子力発電所は、ボーグル3、4号機(ジョージア州)、VCサマー2、3号機(サウスカロライナ州)であり、いずれも2019年から2020年にかけての運転開始を目指している。 

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