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[欧州] 2015年の温室効果ガス排出量は1990年比22%減

2016年12月7日

欧州環境機関(EEA)は2016年11月8日、2015年のEUの温室効果ガス排出量の速報値を発表した。
それによると排出量は1990年比で22%の削減となった。
暖冬で前年よりも排出量が4%減った2014年(1990年比23%減)と比べるとわずかながら増加したものの、加盟国別の至近の想定をもとにすると2020年のEU全体の排出量は目標(1990年比20%減)達成に向け、順調な軌道に乗っている、とEEAでは指摘している。
加盟国のうち23カ国は、排出量が現在実施中の政策や諸措置により各国別の目標値以下となると予想されるが、オーストリア、ベルギー、デンマーク、アイルランド、ルクセンブルクの5カ国は目標達成のための追加的な措置が必要とされる。
2020年以降では排出量の削減ペースが鈍り、2030年の想定削減率は1990年比26~29%に止まり、目標の40%に届かない見通しである。
しかし、この想定には現在検討中の欧州排出量取引制度の改革案や最近の政策提案(拘束力を持った各国別の年間排出量目標の導入、土地利用や森林部門の2030年政策枠組みへの統合など)が反映されていない。
今後、エネルギー効率の改善や更なる再エネの導入などに関する新たな提案が期待される、とEEAは述べている。

 

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