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[米国] 皆既日食によりカリフォルニア州では太陽光発電に約560万kW影響

2017年8月17日

米国航空宇宙局(NASA)の予測によると、皆既日食が2017年8月21日に北米で観測される見込みである。
皆既日食は、太平洋側のオレゴン州(午前10時15分[米国太平洋沿岸標準時間])から始まり、太西洋側のサウスカロライナ州(午後2時45分[米国東部標準時間])まで観測される見通しである。
全米では太陽光発電の設備容量が2012年以降9倍に増えており(4,470万kW[2017年3月末時点])、出力が大規模かつ急激に減少することが予想される。
北米電力信頼度協会(NERC)の分析によると、カリフォルニア州は全米で最も多い太陽光発電が電力ネットワークに連系しており、その容量は1,830万kW(2016年末時点)におよび、このうち日食の影響により561万kW出力が減少する可能性がある(同州の皆既日食は、電力需要がピークに達する前の10時22分頃発生の見込み)ことから、事前にガス火力などで準備するという。

太陽光発電を含めた分散型電源の普及は、二酸化炭素の排出削減、および太陽光所有者など一部の電気利用者の電気代低減などに便益を与えるが、同時に、他の電気利用者にとっては料金増の一因となっているほか、天体現象に影響をうけるという側面がある。その結果、太陽光発電は、その出力変動対策として出力調整可能な電源を常に必要とする。

 


【情報提供:一般社団法人 海外電力調査会

 

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