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[米国] 石炭業界、石炭火力の貢献度を主張する報告書を発表

2017年9月20日

米国クリーンコール電力組合は2017年8月30日、「米国の電力系統における石炭火力の貢献(“The Contribution of the Coal Fleet to America's Electricity Grid”)」と題する報告書を発表した。
同報告書は、既存の石炭火力発電が現在および将来の電力システムにもたらすメリット、およびこれらのメリットを効果的に活用して電力システムの信頼性および柔軟性を確保し、価格を安定させる方法を検証している。
同報告書は、電力システムが高度化するほど、慣性力および周波数応答などの供給信頼度に貢献すること、技術と燃料供給の多様性によって柔軟性の強化に貢献すること、また天然ガス価格の変動リスクを低減し安定した電力価格をもたらすことなどの要件がより重要になる。
石炭火力発電は、以下の点において、これらのシステム要件の多くを提供することが可能とした。
(1)周波数応答、運転予備力、無効電力などの不可欠な補助サービスを提供する回転型発電機の回転慣性によって供給信頼度に貢献している。
(2)安価で国内で入手可能な燃料を利用しており、長期間の契約で購入することができ、ほとんど独占的に発電に使用されていることから、石炭火力は最も信頼性の高い発電資源の一つとなっており、この石炭火力を発電資源の多様な組み合わせに含めることで、より柔軟性のある電力系統がもたらされる。
(3)長期的に安定した低価格の電力価格に貢献している。
また、規制当局と政策立案者が、電力系統の信頼性と柔軟性を確保するために必要な多様な電源について、その価値を認識するよう求めている。


【情報提供:一般社団法人 海外電力調査会

 

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