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[フランス] EDF、アレバ原子炉部門の株式75.5%を買収

2018年1月18日

フランス電力大手EDFは2017年12月22日、原子力大手アレバの原子炉部門(新会社)の株式75.5%を買収する最終契約書に調印したと発表した。
新会社は原子炉機器や燃料集合体の設計、製造等を担い、EDFの他に三菱重工が19.5%、仏エンジニアリング企業アシステムが5%の株式を保有する。
新会社の評価価格は24億7,000万ユーロとされ、EDFにとっては約18億6,000万ユーロの支出となる。
完成の遅れにより建設費が増大しているフィンランドのオルキルオト3号機建設プロジェクトや、アレバ社傘下のクルゾ社が製造した一部の製品に関する契約(品質書類改ざん等の問題が生じている)については、アレバの管轄(子会社アレバNP)に留め置かれる。
EDFのレヴィ会長は、今回の買収により、「既設炉の40年超運転に向けた改修計画を効率的に実施するための一助としたい」、「新規建設計画の受注競争力を強化していきたい」と述べた。
今回の再編を主導したとされる経済財務省のル・メール大臣は、「今回の再編はフランスのエネルギー自立、安定供給、低炭素化に必要不可欠なものであり、フランスの輸出力の強化に貢献する」と歓迎のコメントを出した。
また同買収は2017年12月31日に完了し、新会社は「フラマトム」(アレバの前身に由来)と命名された。 

 【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 <参考>[フランス] 欧州委、EDFによるアレバの原子炉事業の買収を許可 (2017年6月12日掲載)

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