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[ドイツ] 新政権は2020年の排出削減目標達成を断念か

2018年1月19日

 2018年1月8日の専門誌は現地報道として、現在実施中の政権協議の中で2020年の排出削減目標(1990年比で40%削減)の達成を断念することで合意したと報じた。
2020年の温室効果ガス排出削減目標については、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と自由民主党、緑の党との連立政権協議でも重要な論点となっていたが協議は不調に終わり、現在は社会民主党との協議が進行中である。
1月8日に行われた関係者の交渉では目標の達成を先延ばしすることで合意した模様で、今後、両党首脳の承認を得ることになる。
関係者の間では2020年目標については、当初から達成を危ぶむ声があり、2016年10月に明らかとなった環境省の資料では削減率が31.7から32.5%にとどまる可能性が指摘され、その後、ドイツ政府は海外の排出権を購入することを発表していた。
気候変動に関する国際目標では既に達成が確実視されるEU目標(1990年比20%削減)があり、国際的な達成義務は果たすことになるが、単独の目標が達成できなければ地球環境問題でリーダーシップを発揮してきたドイツに打撃となる。

 【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 <参考>[ドイツ] メルケル首相、褐炭火力の閉鎖に言及も時期は明示せず(2017年8月4日掲載)

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