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[米国] 米事業者、購入した原子力発電所の運転継続に大規模投資

2018年2月21日

米国最大手の原子力発電事業者であるエクセロン社は2月5日、エンタジー社から1億1,000万ドルで購入したJ.A.フィッツパトリック原子力発電所(87.9万kW、BWR)の運転継続に向けた再調整で、2017年に1,520万ドル投資したことを明らかにした。
同発電所は昨年3月にメンテナンス等の作業を終え、新たな運転サイクルで稼働中である。
同発電所は「ニューヨーク独立系統運用者」が運営する電力卸市場の中で経済性が悪化し、前の所有者のエンタジー社は2015年11月、同発電所を2017年1月で早期閉鎖すると発表していた。
しかし、ニューヨーク州の公益事業委員会は2016年8月、同発電所など州内3サイトの原子力発電所への補助金プログラムを盛り込んだ包括的温暖化防止策「クリーン・エネルギー基準」を承認した。
これを受けて、エクセロン社は同発電所の所有権および運転認可や廃止措置信用基金、負債も含めて買い取ることを提案し、2017年3月にすべての購入手続を完了。
燃料交換など長期に運転していくための作業に改めて資金を投じた。
これにより、NY州の経済に活力を与えるとともに、地元コミュニティのマイノリティや女性、退役軍人等が経営する様々な企業にも、事業チャンスを提供することができたと強調している。
エクセロン社によると、同発電所における複数の投資プログラムは、同社が地元コミュニティに約束していたサプライヤーの多様化や地元経済への貢献の一部。
このため、今後長期にわたりクリーン・エネルギーの供給が可能な第一級の施設に同発電所を変えつつ、地元に利益をもたらす多種多様なサプライヤーと連携関係を結んだとした。
2017年中は具体的に、様々な機器のアップグレードや発電所の総合的リフォーム、駐車場や構内通路の安全性改善などを行ったほか、今春には従業員の発電所への出入り管理を効率化する新しいアクセス棟が完成する予定。
特に燃料交換時には、常勤従業員に加えて約1,000人の作業員が出入りするためで、290万ドルを投じて同棟の建設契約を地元企業に発注したことを明らかにした。

 【情報提供:一般社団法人日本原子力産業協会

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