海外電力関連 トピックス情報

[ブルガリア] 欧州復興開発銀行、廃炉用プラズマ溶融設備操業開始を発表

2018年8月3日

欧州復興開発銀行(EBRD:European Bank for Reconstructionand Development)は2018年7月10日、ブルガリアのコズロドイ原子力発電所内に建設していたプラズマ溶融設備の操業開始を発表した。
これにより、2002年から2006年にかけて閉鎖された同発電所1~4号機(VVER-440型PWR×4基)と現在運転中の5、6号機(VVER-1000型PWR、95万3,000kW×2基)からの中・低レベル放射性廃棄物の減容が図れるとした。
また、同設備は、年間250tの処理能力があり、金属に加え、コンクリート・デブリ、砂、粒状の無機物、断熱材やアスベストも溶融でき、化学的に不活性なスラッグにすることができる。
液体や有機物も蒸発させることにより、長期保管や最終処分の安定性要求を満たすことができるとした。
さらに、過去に固化した放射性廃棄物も再度処理することも可能である。
なお、同設備の建設費用は約3,100万ユーロ(約41億円)で、35%はブルガリア政府、65%は欧州復興開発銀行が管理するコズロドイ国際廃炉支援ファンド(KIDSF)が拠出した。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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