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[ロシア・中国] ロスアトム子会社TVEL、中国と高速炉燃料供給契約を締結

2019年2月1日

ロシア国営原子力企業であるロスアトム社は2019年1月10日、子会社であるTVEL社と中国核工業集団有限公司(CNNC)の子会社であるCNLY社が、現在中国で建設中のCFR-600型高速中性子炉(ナトリウム冷却プール型)用の核燃料供給契約に調印したと発表した。
契約は初装荷燃料に加え最初の7年間の取替燃料の供給も含まれ、モスクワ地区にあるTVEL燃料製造施設内に新設の製造ラインを計画している。
TVEL社は、中国の高速中性子研究炉CEFR用のウランベース燃料も納入済みで、高速炉や核燃料サイクルの分野で中国側との関係拡大を模索してきた。
交渉を担当したロスアトム・オーバーシーズ社社長は「CFR-600の実証炉としての位置づけを踏まえ、中国側の設計に基づいた新設計の燃料を提案し、2018年6月から交渉を始め今回の契約に至った」とし、自社チームの高い専門性と中国側の前向きな取り組み姿勢を評価した。
なお、今回の契約は、ロシア政府と中国政府の高速中性子実証炉の建設運転に関する契約の一部をなし、その契約は、広範囲の原子力産業全般での協力をカバーする二国間協定の一部となっている。
さらに、プーチン大統領が2018年6月に北京訪問中に調印した同二国間協定には田湾、徐大堡の2つのサイトでのVVER-1200型PWRの建設も含まれているとロスアトム社は補足している。 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】 

<参考>[ロシア]中国の田湾発電所増設計画と高速炉建設支援で実施契約(2018年12月6日) 

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