原子燃料の輸送と安全性の確保

原子燃料サイクルでは、国内、海外からの新燃料や使用済燃料、ガラス固化体の輸送が発生します。輸送は、安全性を配慮した、国や国際的な法令・取り決めにしたがって行われます。

原子燃料の輸送と安全規制

日本では、原子力発電所で使用されるウラン燃料や、原子力発電所で発生する使用済燃料の輸送が行われています。また、イギリスやフランスで再処理されたときに発生するガラス固化体などの原子燃料物質の輸送を行っています。輸送は、安全性を配慮した、国や国際的な法令・取り決めにしたがって行われます。

輸送容器の設計から製造、そして輸送の計画から実施に至る過程全体において、国の定める安全規制に基づいて行われています。

新燃料の輸送

輸送方法

原子燃料の成型加工工場から原子力発電所まで、専用の輸送容器に燃料集合体を収納し、トラックによる陸上輸送または海上輸送が実施されています。

具体的には、次のようになっています。

  • 陸上輸送では輸送隊列を組み、前後に警備車を配置。
  • 海上輸送では難沈構造等安全性に配慮した船を使用。

輸送容器

新燃料集合体から出る放射線は弱いものですが、輸送容器は耐熱性、密封性に優れていることを求められています。そのため、法令に基づく試験を実施し、さらに輸送時の衝撃や火災などにも十分耐えられるよう、過酷な条件下での試験も行われ、国の審査を受けます。

使用済燃料の輸送

輸送方法

使用済燃料は、放射線量が多く、また発熱をともなうので、通常、発電所内の使用済燃料プールで一定期間冷却したあと、専用の輸送容器に収納し、再処理工場まで海上輸送されます。

専用輸送容器

輸送容器は、衝突事故、火災などに対しても放射能による危険がないよう、諸法令で定める厳しい基準に基づいた頑丈な構造となっています。

専用輸送船

輸送船舶は、沈没しにくい構造になっているなど、設備・構造面において、さまざまな安全を守る工夫がなされた「使用済燃料専用輸送船」を使用します。

専用輸送船は、国際海事機関(IMO)が定めた安全基準において最高の水準(INF3)に適合するものになっています。

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