高レベル放射性廃棄物の処理・処分

高レベル放射性廃棄物とは、使用済燃料の再処理過程で再利用できないものとして残った放射能レベルの高い廃液をガラス固化体にしたもののことをいいます。最終的には地下300メートル以深の安定した地層に処分する計画です。

高レベル放射性廃棄物

使用済燃料を再処理してウランとプルトニウムを回収したあとに、核分裂生成物を主成分とする放射能の高い廃液が残ります。これが高レベル放射性廃棄物です。

高レベル放射性廃棄物は、低レベル放射性廃棄物に比べると発生量は少ないですが、長期間にわたり人間環境から隔離する必要があります。そのため、ガラス固化体にして保管し、最終的には地下300メートル以深の安定した地層中に処分(地層処分)します。

青森県六ヶ所村に建設中の再処理工場で使用済燃料の再処理が本格的に開始(年間800t(トン)・ウラン再処理)されたときは、高レベル放射性廃棄物の発生量はガラス固化体に換算して年間約1,000本程度が発生するものと見込まれています。

高レベル放射性廃棄物のガラス固化体

ガラス固化体は、高レベル放射性廃棄物とガラスを混ぜて一体化して固めたものです。
ガラス固化体

高レベル放射性廃棄物の輸送

日本では、原子力発電の使用済燃料の再処理を、イギリスとフランスに委託してきました。この再処理から発生した高レベル放射性廃棄物のガラス固化体は1995年から、海上輸送により返還されています。
高レベル放射性廃棄物の輸送

高レベル放射性廃棄物の貯蔵

返還されたガラス固化体は、青森県六ヶ所村の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターに運ばれ、冷却のため一時貯蔵されています。
高レベル放射性廃棄物の貯蔵

高レベル放射性廃棄物の地層処分

高レベル放射性廃棄物は、強い放射線を出し、その放射能レベルが十分低くなるまでには非常に長い時間がかかります。そのため、数万年以上にわたり人間の生活環境から遠ざけ、管理する必要があります。その方法として、各国で宇宙や海底への処分など、さまざまな方法が検討されてきましたが、日本では「地層処分」を計画しており、また「地層処分」は世界共通の考え方になっています。
高レベル放射性廃棄物の地層処分

高レベル放射性廃棄物最終処分の取り組み

高レベル放射性廃棄物の最終処分は、原子力および原子燃料サイクルを進めていくうえで残された最重要課題の一つであり、その早期の取り組みが求められています。
最終処分の取り組み

高レベル放射性廃棄物の最終処分に関するお問い合わせ窓口

高レベル放射性廃棄物の最終処分について、国や原子力発電環境整備機構(NUMO)と連携を図りながら、国民の皆さまへの情報発信等を通じた理解活動を積極的に行っております。
最終処分に関するお問い合わせ窓口

リサイクル可能な燃料

発電による燃料の消費は、全体の3〜5%程度で、使用済燃料の95〜97%程度は再利用できます。このため、使用済燃料は「リサイクル燃料」ともいえます。

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