高レベル放射性廃棄物の輸送

日本では、原子力発電の使用済燃料の再処理を、イギリスとフランスに委託してきました。この再処理から発生した高レベル放射性廃棄物のガラス固化体は1995(平成7)年から、海上輸送により返還されています。

この輸送は、専用の輸送容器(キャスク)にガラス固化体を納め、専用の輸送船によって運びます。

高レベル放射性廃棄物専用輸送容器と安全性

輸送容器(キャスク)は、国際原子力機関(IAEA)によって定められた厳しい条件を満たし、また国が定めた基準に基づいて、万が一、輸送中に火災、落下、海に沈むなど過酷な事故にあっても放射性物質が漏れ出さないように頑丈につくられています。

高レベル放射性廃棄物専用輸送船と安全性

高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の海上輸送に使われる船は、国際海事機関(IMO)が定めた安全基準の中でも、最高の水準(INF3)を満たす放射性物質専用の輸送船です。構造、設備などの面において、安全のためにさまざまな工夫がなされています。

  • 二重船殻構造:船舶との衝突や座礁等を考慮して、船底および船側を二重構造にしている。
  • 広範な消火設備:容器とガラス固化体は、不燃性であるが、万が一の火災に備えて広範囲に消火設備が施されている。
  • 衝突予防レーダーの設置:船舶との衝突を避けるため、自動衝突予防援助装置付きレーダーが設置されている。

海上輸送された高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)は、青森県のむつ小川原港で荷下ろしされ、専用輸送車両によって、専用道路を通って、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターまで搬送されます。

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