健全性評価制度

原子力発電所は、定期検査などの期間を除き毎日運転されています。自動車を毎日運転すれば、タイヤの劣化が進みます。原子力発電所も同様で、設備や機器についてある程度の劣化は進みます。

問題は、劣化したタイヤをすぐ取り替えるか、安全の基準を満たす場合は継続して使用するかの基準と判断です。き裂などの劣化が、将来的に原子力発電所の安全性に影響を与えるかどうか、どの程度まで許容できるかといった、設備の健全性を評価するのが「健全性評価制度」です。

健全性評価の方法

「健全性評価制度」に基づいた検査では、定期検査等でシュラウドや原子炉冷却材等の高圧のかかる設備や機器に、き裂など欠陥が見つかった場合は、発生原因を推定し、その設備を使い続けると一定期間後にそれらがどの程度進むかを技術的知見に基づき予測し、安全性への影響を評価します。

その結果、安全上の基準を満たしていること、つまり「維持基準」を満たしていることが確認できれば、その後は監視の強化や適切に経過観察を行うなどして、その設備を継続して使用します。

安全上の基準を満たさない場合は、補修または設備の取り替えを行います。健全性評価の一連の流れは記録・保存するとともに、評価とその結果を国に報告することを定めています。

モノを丈夫で長もちさせるコツは、検査によって状態を正確に把握し、まだ使えるかどうか判断し、必要なら部品を交換するという、維持管理をしっかり行うことです。健全性評価制度の導入によって、より合理的な方法で維持管理を行うことが可能になり、原子力発電所を丈夫で長もちさせることにつながります。

原子力規制委員会 運転段階の安全規制 健全性評価

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