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よくあるご質問

【8-1】放射線は微量でも害があるのではないか?

 放射線防護を検討する国際的な組織「国際放射線防護委員会(ICRP)」では放射線防護・安全の立場から、どんなに少ない放射線でも放射線を受けると影響を生じる可能性があるという非常に慎重な仮定で検討されています。
 しかし、放射線を受けた量に応じて影響の割合が増加する可能性があるという意味で、実際上影響を考える必要がある放射線の量は、広島・長崎の原爆被爆生存者調査などからはっきりとわかっているように、数百mSvという大きな線量の場合であって、100mSvよりも低い線量を受けた被ばく者には、がんなどの発生について有意な増加は認められていません。
したがって、私たちが自然から受けている放射線やICRPが勧告している線量当量限度の放射線の量では、人の健康に影響が認められないようなレベルと考えられています。

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