[米国] DOE、軽水炉型SMR導入に向け9億ドルの資金援助の申請受付を開始
2024年11月1日
米国エネルギー省(DOE)は2024年10月16日、第3世代プラス(軽水炉型)小型モジュール炉(SMR)の国内での初期導入を支援するため、最大9億ドルの資金援助の申請受付の開始(期限は2025年1月17日)を発表した。
同資金はインフラ投資・雇用法(IIJA)によるもので、米国の先進的な原子炉技術の展開を促進し、同国の気候変動対策と増大するエネルギー需要を満たすためとされ、2段階の資金提供を見込んでいる。
第1段階(最大8億ドル)は、ファースト・ムーバーを最大2チームまで支援してSMRの受注を促進し、第2段階(最大1億ドル)は、設計、許認可、立地などの課題に対処してファースト・フォロワーによる追加導入を支援する。
「米国の原子力部門の活性化は、送電網にカーボンフリーエネルギーを追加し、AIやデータセンターなどの経済ニーズに応える鍵となる」とグランホルムDOE長官はコメントした。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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