電気事業連合会

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フランスが長期エネルギーシナリオを公表

2012年2月23日

~既存原子炉の有効活用と、耐用年数40年超への延長が必要~

フランスのベッソン・エネルギー大臣の指示により2011年9月に設置された特別検討委員会が作成した、将来のエネルギーミックスに関する報告書「エネルギー2050」が2月13日に公表された。この報告書は電力生産の75%を原子力に依存するフランスにおいて、将来的な原子力利用の在り方を「原子炉耐用年数の延長」「第3世代もしくは第4世代原子炉への移行」「原子力への依存度低減」「原子力からの完全な脱却」の4つのシナリオに基づいて考察したもの。報告書は、エネルギーの安定供給、気候変動問題、低廉な電気料金といった観点から、既に稼働している原子炉の有効活用が重要であり、耐用年数の40年超への延長の必要性を指摘している。また、数基の欧州加圧水型軽水炉(EPR)建設の必要性にも言及した。

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