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英国政府が「原子力産業戦略」を発表

2013年4月16日

英国政府は2013年3月26日、「原子力産業戦略」を発表した。2030年までに5カ所のサイトに原子炉12基(合計出力1600万kW)の原子力発電所を建設する計画が盛り込まれた。英国は2050年までに電源ミックスに占める原子力の比率を40~50%まで引き上げることを目指しており、この戦略が実現に向けた具体的なプランとなる。新規原子力発電所の建設によって約4万人の雇用が創出される見込みであり、原子力関連の研究開発向けに4000万ポンド(約56億円)の公的投資が投入される。同戦略では、最初に建設されるヒンクリーポイントでの最新型欧州加圧水型原子炉(EPR)2基(出力320万kW)について、想定される建設コストが120億~140億ポンド(約1兆6800億~1兆9600億円)になるとしている。なお、同発電所の建設については、総合エネルギー会社であるEDFエナジーと英国政府との間で採算性を保証するため、発電電力の固定価格買取制度に関する交渉が進められている。

 

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