原子力発電のごみって
どうするの?
安全に処分できるの?
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地層処分は、人工バリアと天然バリアを組み合わせた「多重バリアシステム」で行います
放射能レベルが十分に下がるまで、長期間にわたり隔離する必要があります
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<天然バリア>
地下300mより深い安定した岩盤に処分します地下深くの岩盤は、地下水の動きが極めて遅く、放射性物質の移動を遅らせます
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<人工バリア1:ガラス固化体>
放射性物質はガラスと一体化した状態で閉じ込められます放射性物質をガラスの中に閉じ込め、地下水に溶け出しにくくします
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<人工バリア2:オーバーパック>
金属製の容器(オーバーパック)により、地下水をガラス固化体に触れにくくしますオーバーパックの厚さは約20cm。大きく見積もっても1,000年間の腐食量は3cm程度
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<人工バリア3:緩衝材>
締め固めた粘土(緩衝材)で地下水と放射性物質の移動を遅らせます緩衝材は水を通しにくく、物質の移動を抑える性質があります
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仮に放射性物質が溶け出したとしても、人間の健康に影響はありません
放射性物質が私たちの生活環境に到達するには極めて長い時間を要します