資料1

 

1998年6月17日

電気事業連合会

 

今夏の需給見通しについて

 

1.今夏の最大電力予想と供給力(発電端、10社値)

 

 最大電力 (A)

 1億7,794万kW

 供給力  (B)

 1億9,545万kW

 供給予備力 (C)=(B)-(A)

   1,751万kW

 供給予備率 (D)=(C)/(A)

     9.8%

 

 

◇近年の最大電力実績(発電端、10社値)

(万kW,%)

 

92年度
93年度
94年度
95年度
96年度
97年度
発生日
9月4日
8月25日
8月4日
8月25日
8月2日
9月2日
最大電力

15,379

14,474

16,736

17,113

16,775

16,783

対前年増加量

475

▲905

2,262

377

▲358

28

対前年伸び率

3.2

▲5.9

15.6

2.3

▲2.1

0.2

 

◇最大電力の推移(発電端、10社値)

 

2.気温感応度(夏季平日)

H9年度 10社値
470万kW/℃程度

「気温感応度」とは、気温と最大電力の相関関係を求めたもので、気温が1℃上昇することによって増加する最大電力の値をいう。

 

◇ルームエアコン出荷台数の推移

 

3.運転開始(予定)の主要発電所(97年9月以降)

あああ

 (注)1.

北海道の知内2号は、97.9.26〜98.9.30使用承認済。

2.

川越4号系列は97年8月までに4-3までが運転開始したので、以降の像分を示す。(4号系列全体では165万kW)

 


 

(参考1) 1日の電気の使われ方の推移(日負荷曲線、10社合計)

 

(参考2) DSM(デマンドサイド・マネジメント)への取り組み状況

 

(1) 需給調整契約について

 季節別・時間帯別に電気の使い方を工夫していただき、その使い方に応じて電気料金を割引くという契約。
 年間を通じて平日昼間の負荷を夜間・休日等にシフトしていただく「年間調整契約」や、ピークの発生が予想される夏の暑い時期に工場を休んだり、操業を調整していただく「計画調整契約」等がある。

 

 

◇需給調整契約による負荷移行電力(調整電力)の推移

(万kW)

 

91年度
92年度
93年度
94年度
95年度
96年度
97年度

年間調整契約

303

312

309

308

301

317

339

計画調整契約

215

274

310

356

341

332

348

蓄熱調整契約

51

56

62

64

76

84

93

合  計

569

641

680

728

718

732

780

 (注)各項目ごとに四捨五入をしているため、各契約の合計は「合計」欄の数値と合わないことがある。

 

(2) 氷蓄熱式空調システム(エコアイス)について

 割安な夜間電力を利用してコンパクトな蓄熱槽の中に氷(熱エネルギー)を蓄え、昼間に蓄熱槽に蓄えられた熱エネルギーを放熱して空調するシステム。お客様にとっては、割安な夜間電力を利用するため、電気料金が安くなるというメリットがある。

 

◇氷蓄熱式空調システム(エコアイス)の設置実績の推移(10社計)

(軒)

 

年度末ストック
91年度
92年度
93年度
94年度
95年度
96年度
97年度*

個別分散型

41

63

93

122

204

587

1,306

セントラル型

285

370

485

576

669

822

1,002

合  計

326

433

578

698

873

1,409

2,308

*97年度は速報値

 

(3) エコベンダーについて

 平成7年に、東京電力(株)、富士電機(株)、日本コカコーラボトラーズ(株)の3社が共同開発した「省エネ型清涼飲料用自動販売機」のこと。従来型に比べて断熱性を強化し、午前中にしっかり冷やして、午後のピーク時間帯に冷却運転をストップするというもので、夏のピーク時間帯に消費電力の約90%をカットできる。

◇エコベンダー普及実績の推移(10社計)

(台)

 

95年度末
96年度末
97年度末
普及台数
578
35,440
288,224

 

以 上


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