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[英国] 2050年までに原子力が英国の低炭素水素の3分の1を生産する可能性

2021年3月10日

2021年2月17日付報道によると、原子力産業協議会(NIC:Nuclear Industry Council)は、2050年までに英国の脱炭素化に必要な低炭素水素の3分の1を原子力で賄える可能性があるとの「水素ロードマップ」に同意した。
NICは、英国ビジネス・エネルギー・クリーン成長大臣と原子力産業協会(NIA:Nuclear Industry Association)会長が共同議長を務める。
NIAが作成した同ロードマップによると、2050年の脱炭素化に必要な低炭素水素量2,250億kWh/年に対し、すべてのタイプの原子炉(1,200万~1,300万kW)で750億kWh/年を製造する潜在力があるという。
製造方法には大型炉や小型モジュール炉でも可能な電気分解と水蒸気電解、および先進型モジュール炉のみ可能な水の熱化学分解がある。
グリーン水素の主要課題は技術ではなくコストだとするNIAは、電気分解装置の研究開発や設置への支援、炭素価格制度の導入などの措置を求めている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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