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[米国] NuScale、SMRの放射性廃棄物量に関する学術論文に反論

2022年6月14日

小型モジュール炉(SMR)メーカーNuScaleは2022年5月31日、学術誌「全米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された、SMRが生成する放射性廃棄物量は既存の軽水炉より大幅に多い、とする論文の内容について、事実誤認と指摘する書簡を同誌宛に送付した。
同論文「Nuclear waste from small modular reactors」は、「NuScale燃料設計の熱出力」、「原子炉の反射体材料」および「燃料の燃焼度」に関して、古い情報を用いたり、誤った仮定をしている、と反論した。
正しい情報を入力した場合、同社SMRのエネルギー単位当たりに生成される使用済燃料廃棄物量は、既存の大型加圧水型原子炉と比べて優るとも劣らないという。
これらの正しい入力情報は、同論文の筆者達も使用可能であり、同情報を用いないことは、論文とその結論の信頼性を損なうものであるとしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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