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[インドネシア] 米国NuScaleとThorCon Power、原子力建設の検討を進める

2023年11月8日

2023年10月26日付報道によると、米国のNuScale社とThorCon Power社は、以前より計画のあったインドネシアでの原子力発電所建設について具体的な検討を進めている。
NuScale社は、同社の計画する小型モジュール炉(SMR)建設について、エネルギー鉱物資源省(MEMR)のYudo Dwinanda Priaadi新エネ・再エネ・省エネ局長と協議を実施し、2032年および2039年の何れでも運開可能であると表明した。
協議を行ったYudo局長は、同社のアメリカやルーマニアなど複数国における経験値に対して評価を示している。
他方、ThorCon Power社は子会社のThorCon Power Indonesia社を通じてモジュール型トリウム溶融塩炉の2030年運開を計画しており、2024年11月に韓国の造船所において発電所の鋼材切断を開始することを発表した。
ThorCon Power Indonesia社のBob S. Effendi最高執行責任者によると、開発行程は原子力規制庁(BAPETEN)と調整中であるが、2029年に同庁から運転許可を得る前の2027年にバンカ・ブリトゥン諸島へ発電所を搬入、設置する予定である。
なお、MEMRのYudo局長は、2014年以来の改定を予定する国家エネルギー政策の草案において原子力発電の開始時期を2032年としていることに加え、離島への設置を考慮してSMR規模でなければならないことに言及した。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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