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[アラブ首長国連邦] 政府、水素戦略を発表 2031年に60万tのグリーン水素輸出を見込む

2023年12月11日

2023年11月8日付報道によると、アラブ首長国連邦(UAE)政府は水素戦略を正式に発表した。
水素戦略では、2050年までの目標として、(1)2031年までに低炭素水素の製造と供給者としてのUAEのポジション強化、(2)サプライチェーンの開発と水素技術のR&Dセンターの設立、(3)国内市場の創出と規制作成、低コストの水素製造するためのR&D投資、が掲げられた。
製造される水素の色は、グリーン水素、ブルー水素、ターコイズ水素に加え、Barakah原子力(5万kW)を利用したピンク水素が想定されている。
年間製造量は2031年までに140万t(うちグリーン水素100万t、ブルー水素40万t、ピンク水素7,500t)、2040年までに750万t、2050年までに1,500万tが目指されている。
また2031年の国内での水素需要量が年210万t、輸出量が60万tと見込まれている。
報道によると、同戦略に合わせてアブダビ石油会社ADNOC、アブダビ国営エネルギー会社TAQA、アブダビ未来エネルギー公社Masdar、政府系ファンドMubadalaは、既に2031年までに140万t製造する目標を立てている。
またUAEは2050年までに年480万~960万tの水素を輸出する可能性があるとしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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