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[ウクライナ・米国] ウクライナ、使用済燃料集中貯蔵施設へのSF輸送開始

2024年1月11日

米国のホルテック社は2023年12月19日、ウクライナ国営原子力公社エネルゴアトムが同国内で稼働中の原子炉から、新設された使用済燃料集中貯蔵施設(CSFSF)への使用済燃料(SF)の輸送を開始したと発表した。
同施設により、自国のSFをロシアに輸送・保管するためにロシアへ支払っていた年間約2億ドルを節約し、かつSF貯蔵容量不足による発電所の運転中断リスクを回避することができるという。
チョルノービリ立入禁止区域に位置するCSFSFは、フメルニツキー、リウネおよび南ウクライナの各原子力発電所の計9基のSFを貯蔵する乾式貯蔵施設である。
ホルテック社との契約は2005年に締結され、2017年の建設開始後、2022年4月に試運転許可を取得した。
2023年初めに試運転が始まったCSFSFには、既に13基のSF保管容器が置かれており、次の目標は、試運転中に実施すべき作業に取り組み、セキュリティ分析を行い、実運用への移行を申請することだという。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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