資料2 

1999年7月23日

電気事業連合会

 

今夏の需給見通しについて

 

1.今夏の最大予想電力と供給力(発電端、10社計)

 

最大電力 (A)

1億7,664万kW

供給力 (B)

1億9,837万kW

供給予備力 (C) = (B) - (A)

2,173万kW

供給予備率 (D) = (C) / (A)

12.%

 

◇近年の最大電力実績(発電端、10社計)

(万kW、%)

 

92年度

93年度

94年度

95年度

96年度

97年度

98年度

発生日

9月4日

8月25日

8月4日

8月25日

8月2日

9月2日

8月3日

最大電力

15,379

14,474

16,736

17,113

16,755

16,783

16,832

対前年増加量

475

▲905

2,262

377

▲358

28

49

対前年伸び率

3.2

▲5.9

15.6

2.3

▲2.1

0.2

0.3

 

◇最大電力の推移(発電端、10社計)

 

2.近年の最大日電力実績(10社計)

(千kWh、%)

 

92年度

93年度

94年度

95年度

96年度

97年度

98年度

発生日

9月4日

8月25日

8月4日

8月25日

8月2日

9月2日

8月3日

最大電力

2,749,374

2,579,998

3,027,095

3,071,303

3,064,538

3,048,538

3,091,932

対前年増加量

60,977

▲169,376

447,097

44,208

▲6,765

▲16,166

43,560

対前年伸び率

2.3

▲6.2

17.3

1.5

▲0.2

▲0.5

1.4

 

◇最大日電力量の推移

 

3.気温感応度(夏季平日)

  H10年度 10社値  

  480万kW / ℃程度  

 「気温感応度」とは、気温と最大電力の相関関係を求めたもので、
気温が1℃上昇することによって増加する最大電力の値をいう。

 

◇ルームエアコンの出荷台数の推移

 

 

4.運転開始(用意)の主要発電所 (98年9月〜99年8月)

 

種別
会社名
発電所名
号機
出力(万kW)
運転開始年月
水力

北海道

滝里

 

5.7  

99年7月

火力

東北

東新潟

4号系列−1

80.5  

99年7月

東京

千葉

1号系列−4
2号系列−1
1号系列−3
2号系列−2

36.0  
36.0  
36.0  
36.0  

98年12月
99年2月
99年4月
99年7月

中部

新名古屋

7号系列−2
7号系列−3,4
7号系列−5,6

24.3  
24.3×2
24.3×2

98年10月
98年11月
98年12月

 

◇11年度運転開始IPP

受電会社
IPP電源設備
出力(万kW)
運転開始年月
東京

荏原製作所(LNG)
昭和電工(石油)
トーメンパワー寒川(石油)
日立造船(石油)

6.4
12.42
6.55
10.27

99年6月
99年6月
99年6月
99年6月

関西

新日本製鐵広畑(石炭)
中山共同発電(LNG)
神戸製鋼所加古川(その他ガス)

13.3
14.4
5.45

99年4月
99年4月
99年4月

九州

新日本製鐵戸畑(石炭)
九州石油(石油)

13.7
13.7

99年4月
99年4月

  電源設備新増設合計(廃止含む)  

  395.4  

 

(参考1)1日の電気の使われ方の推移(日負荷曲線、10社合成)

 

(参考2)DSM(デマンドサイド・マネジメント)への取り組み状況

(1)需給調整契約

  

 季節別・時間帯別に電気の使い方を工夫していただき、その使い方に応じて電気料金を割り引くという契約。
 年間を通じて平日昼間の負荷を夜間・休日等にシフトしていただく「年間調整契約」や、ピーク発生が予想される夏の暑い時期に工場を休んだり、操業を調整していただく「計画調整契約」等がある。

 

◇需給調整契約による負荷移行(調整電力)の推移

(万kW)

 

92年度
93年度
94年度
95年度
96年度
97年度
98年度
99年度

年間調整契約

312
309
308
301
317
340
360
349

計画調整契約

274
310
356
341
332
348
442
482

蓄熱調整契約

56
62
64
76
84
93
104
120

合    計

641
680
728
718
732
780
906
950
(注)各項目ごとに四捨五入しているため、各契約の合計は「合計」欄の数値とは合わないことがある。

 

(2)氷蓄熱式空調システム(エコアイス)について

 夜間電力を利用してコンパクトな蓄熱槽の中に氷(熱エネルギー)を蓄え、昼間に蓄熱槽に蓄えられた熱エネルギーを放熱して空調するシステム。お客さまにとっては、割安な夜間電力を利用するため、電気料金が安くなるというメリットがある。
(今夏の負荷移行効果:25万kW程度…上記蓄熱調整契約の120万kWに計上済)

 

◇氷蓄熱式空調システム(エコアイス)設置軒数実績の推移(10社計)

(万kW)

 

年度末ストック
92年度
93年度
94年度
95年度
96年度
97年度
98年度
99年度

個別分散型

63
93
122
204
587
1,306
2,753
2,968

セントラル型

370
485
576
669
822
1,002
1,195
1,223

合   計

433
578
698
873
1,409
2,308
3,948
4,191

 

(3)エコベンダーについて

 1995年に、東京電力(株)、富士電気(株)日本コカコーラボトラーズ(株)の3社が共同開発した「省エネ型清涼飲料用自動販売機」のこと。従来型に比べて断熱性を強化し、午前中にしっかり冷やして、午後のピーク時間帯に冷却運転をストップするというもので、夏のピーク時間帯に消費電力の約90%をカットできる。
(今夏の負荷移行効果:34万kW程度)

 

◇エコベンダーの普及実績の推移(10社計)

(台)

 

95年度末
96年度末
97年度末
98年度末
95年5月末*
普及台数

578

35,440

288,224

614,742

682,430

* 速報値

 


戻る