< 参 考 >WANOについて

1. 正式名称
世界原子力発電事業者協会(World Association of Nuclear Operators)

2. 設立の経緯 チェルノブイリ事故後、英国の当時中央電力庁(CEGB)総裁だった故マーシャル卿の提案で、世界の原子力発電事業者が原子力発電の安全性向上を目指して、お互いに運転実績などの情報交換をしようと、1989年5月に設立。今年で設立10周年を迎えた。

3. 主な活動
・運転実績やトラブル事象に関する情報の相互交換
・ピアレビューの実施(WANOの会員で構成された国際チームがあ る特定の発電所を訪問・評価するもの)
・ワークショップ・セミナー等の開催・事業者相互の交換訪問による直接的情報・技術交換
・良好事例、運転指標の相互交換
・総会は2年に1回、各センター持回りで開催(総裁は次回開催予定センターの関係者)
なお次回は2001年秋に韓国ソウルで開催(1999年10月のヴィクトリア総会で決定)

4. 組織の概要(1999年8月現在)
総裁:アラン・カプシス (元 加社 CEO)
議長:ザック・ペイト (元 米原子力発電運転協会   =INPO 理事長)
加盟 35か国・地域 131事業者

総会
理事会 調整センター (ロンドン)
アトランタセンター モスクワセンター パリセンタ
ー 東京センター
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 日本(電力9社原電電中研核燃料機構)、韓国電力公社、インド原子力公社、パキスタン原子力委員会、台湾電力公司、中国核工業総公司


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