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Cycle 02 原子力発電 製造された燃料集合体は、原子炉に装荷されて核分裂反応を引き起こします。この過程で発生する熱エネルギーを利用して蒸気を生成し、その蒸気でタービンを回転させて電力を生成します。原子力発電は、化石燃料を燃焼させないため、二酸化炭素の排出が少なく、持続可能なエネルギー供給の一翼を担います。

原子力発電

製造された燃料集合体は、原子炉に装荷されて核分裂反応を引き起こします。ウラン235の核分裂によって発生する熱エネルギーを利用し、蒸気を生成します。この蒸気がタービンを回転させ、発電機で電力を生成します。原子力発電は、二酸化炭素の排出が少なく、持続可能なエネルギー供給源として重要な役割を果たします。

事業者(国内) :
北海道電力(株), 東北電力(株), 東京電力ホールディングス(株), 中部電力(株), 北陸電力(株), 関西電力(株), 中国電力(株), 四国電力(株). 九州電力(株), 日本原子力発電 ,(株), 電源開発(株)

日本の原子力発電所では軽水炉と呼ばれる原子炉が採用されており、その中でも炉内で冷却水を沸騰させ、発生した蒸気をそのままタービンに送る直接型サイクルの炉型を沸騰水型炉(BWR)といいます。一方で、炉内の圧力を高め冷却水を沸騰させない炉型を加圧水型炉(PWR)といいます。この型式では、原子炉の中で発生した高温高圧の熱水を蒸気発生器に送り、そこで別の系統を流れている水を蒸気に変えてタービンに送ります。

(出典:エネ百科)

(出典:エネ百科)

最新動向

使用済燃料の保管

原子炉で使用された燃料集合体は、一定期間使用された後、使用済燃料となります。使用済燃料は、再処理工場へ搬出されるまでの間、原子力発電所内の使用済燃料プールや乾式貯蔵施設で数年間保管され、放射線量と発熱量の低減を図ります。
原子力事業者は、使用済燃料プールの貯蔵能力拡大や、乾式貯蔵施設の設置、原子力発電所敷地以外の中間貯蔵施設の活用など、貯蔵能力の拡大を図っています。

(出典:エネ百科)

関連リンク

原子力発電所の廃止措置

運転を終了した原子力発電所を解体・撤去することを廃止措置(廃炉)といいます。廃炉プロセスは段階的に行われ、まず燃料の取り出しと放射性物質の除去が行われます。その後、設備や構造物の解体が進められ、最終的には敷地が安全な状態に戻されます。

沸騰水型原子炉(BWR)の廃止措置の主な手順

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