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2019.08

陸上自衛隊、他電力と連携し災害復旧
~北陸電力が非常災害対応 実働訓練~

他電力も訓練に参加

他電力も訓練に参加

  • 自衛隊車両による復旧用資機材の輸送訓練

    自衛隊車両による復旧用資機材の輸送訓練

  • ドローンを使った配電設備の巡視訓練

    ドローンを使った配電設備の巡視訓練

2018年は6月の大阪府北部地震、7月の西日本豪雨、9月の台風21号、24号、そして北海道胆振東部地震と大規模な自然災害が相次ぎました。こうした自然災害で配電設備などに被害を受けた電力会社の事業所には、他事業所や他電力会社からの復旧応援が駆けつけます。スムーズな連携を図るために、北陸電力はこのほど、応援の受け入れ体制の強化に向けた訓練を行いました。

会場となったのは富山県北西部の氷見市にある「氷見市ふれあいスポーツセンター」です。同市内で震度7の地震が発生したとの想定で、応援班の受け入れ対応をはじめ、高圧発電機車による仮復旧、陸上自衛隊の車両への復旧用資機材の積み込み、ドローンによる上空からの巡視などを約1日にわたって訓練しました。参加人数は約200人。2008年度から例年実施している訓練ですが、今回初めて、中部電力と関西電力から作業員や復旧用車両が実際に駆けつけました(従来は北陸電力社員が他電力社員を模擬して実施)。

電力システム改革が進み、電力会社間の競争が次第に激しさを増すなかでも、いざという時には協力し合い、被災者にいち早く電気をお届けすることは電力会社の使命です。こうした定期的な訓練を積み重ね実施し、電力の安定供給に努めてまいります。