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2022.11

設備点検、五感研ぎ澄まし
~JERA 袖ヶ浦火力発電所~

ベテランとなったいまも、電力安定供給の担い手であり続けているJERA袖ケ浦火力発電所1~4号機(千葉県袖ケ浦市、LNG、計360万㎾)。今年4月1日には1号機が長期計画停止に入りましたが、同年3月の福島県沖地震で複数の発電所が停止したことを受けて、電力の安定供給確保のために4月8日に再稼働を決定。そこからわずか9日間で起動可能な状態に復帰しました。復帰作業にも携わった同発電所運転第1ユニット主任の奥川康司さんは「関係者が一丸となって必要な作業を適切に実施した結果だと思います」と話します。

営業運転開始から、およそ半世紀となる同発電所。経年化した今でも、需給の変化に合わせた柔軟な運転で電力の安定供給に貢献しています。そして、電力需給の厳しさが増す今冬に向けても、入念にメンテナンスを行うなど、万全の供給体制を整えています。

タービンフロアで異常の有無を点検する奥川さん

タービンフロアで異常の有無を点検する奥川さん

  • 1~4号機の蒸気タービン

    1~4号機の蒸気タービン

  • LNGタンクや煙突、ボイラーなどの大型設備

    LNGタンクや煙突、ボイラーなどの大型設備

異常の兆候を見逃さないための機器類の巡視点検も奥川さんの日常業務の一つ。発電機などの主要設備に付属する機器(補機)に冷却水を送るポンプの点検では「異音、異臭、過熱、振動などが生じていないか、五感を研ぎ澄ませて確認しています」と教えてくれました。不具合発見時には、関係各所に情報発信を行うことで、原因の調査、修理方法の検討、部品の手配をそれぞれが迅速に行い、発電への影響を最小限に抑えているといいます。「所員全体でコミュニケーションを図り、一丸となって対応することが大切」という奥川さんの言葉からは、電力の安定供給にかける思いが伝わってきます。

運転操作や状態監視を行う中央操作室

運転操作や状態監視を行う中央操作室

女優の今田美桜さんがご出演
Web限定スペシャルムービーをご紹介

  • 女優の今田美桜さんご出演によるWeb限定スペシャルムービー「だいじな話は突然に。」を、電気事業連合会の特設Webサイトで配信しています。今田さんが恋人や親友との会話の中で、地球温暖化やエネルギー自給率といった問題についてわかりやすく伝えるストーリーです。

    9月に配信をスタートしたWebムービー第2弾「依存というリスク」では、エネルギー資源のおよそ9割を海外からの輸入に頼る日本の現状を紹介するとともに、日本が将来にわたって安定した電力供給を確保するためには、安全性の確保を大前提に、火力、再生可能エネルギー、原子力をバランスよく組み合わせる「エネルギーミックス」が大切であることをお伝えしています。

    特設サイトでは、Webムービー第1弾「その恋、CO2出しますか?」も引き続きご視聴いただけます。今田さんの一言から急展開する2本のストーリー、ぜひご覧ください。

    Web限定スペシャルムービー特設サイトはこちら
    https://www.fepc.or.jp/sp/daijinahanashi/

    CM特設サイトはこちら
    https://www.fepc.or.jp/sp/energymix/

    節電情報ポータルサイトはこちら
    https://www.fepc.or.jp/sp/setuden/

  • だいじな話は突然に。 だいじな話は突然に。