エネルギー資源のほとんどない日本では、エネルギー政策はとても大事だよね
国内の事情や国際情勢にあわせて、さまざまなエネルギー源を組み合わせて「S+3E」を満たすようなエネルギー政策をたてているんだ
出典:2040年度におけるエネルギー需給の見通し[関連資料](資源エネルギー庁)
人口の減少や節電・省エネなどにより電力需要が減る傾向にあったんだけど、AIの登場によりデータセンターなどを新しく作るため、電力需要が増加すると想定されているんだよ。
出典:エネルギー基本計画の概要(資源エネルギー庁)
安定供給を確保するために、S+3E を大前提に、省エネルギーを進めるとともに、再生可能エネルギーと原子力を最大限活用していくことが必要なんだよ。さらに、再生可能エネルギーの導入を最大化する ことにともなう調整力として火力も活用していくことが大切なんだ。
結局エネルギー基本計画って何?
どんな目標があるの?
いまと何が違うんだろう?
出典:2040年度におけるエネルギー需給の見通し[関連資料](資源エネルギー庁)
再生可能エネルギーや原子力などのCO2を出さない発電方法(脱炭素電源)の比率を2022年度の27%程度から、2040年度には6~7割程度にしていく目標なんだって。
出典:2040年度におけるエネルギー需給の見通し[関連資料](資源エネルギー庁)
発電するときなどに出るCO2の排出量は2022年度では9.6億tだったけど、2040年度には3.6~3.7億t程度にまで削減することが目標なんだ。
出典:2040年度におけるエネルギー需給の見通し[関連資料](資源エネルギー庁)
2022年度時点で日本はエネルギー資源のほとんどを輸入に頼っていて、エネルギー自給率は12.6%なんだけど、2040年度にはエネルギー自給率3~4割程度を目標にしているんだ。
2040年に向けてどんなことに
取り組んでいくんだろう?
さらに先の2050年に向けて
何をしていけばいいんだろう?
自動車や工場などを電化にしていったり、水素などのクリーンなエネルギーを使ったり、さらには、空気中からCO2を取り除く技術や、バイオ燃料を使った技術など、さまざまな取り組みをしていくんだって。
再生可能エネルギー・原子力・水素…あらゆる技術を開発して、CO2排出量の削減に取り組んでいかなければならないんだ。
『S+3E』とは、安全性の「S」と安定供給、経済効率性、環境適合性の3つの「E」のこと。安全性を前提に3つのEをバランスよく実現しなければならないんだ。