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2023.03
暮らしの安心、地域の発展支えたい
~エイブルエナジー合同会社 福島いわきバイオマス発電所~

発電所の設備外観(右からボイラ、タービン建屋、冷却塔)
2022年4月に営業運転を開始した福島いわきバイオマス発電所(福島県いわき市、11万2,000kW[一般家庭約25万世帯分の電力に相当])は、木質バイオマス専焼の発電所としては国内最大級で、福島県双葉郡の地元企業エイブル、関西電力、九電工の3社が出資するエイブルエナジー合同会社が運営しています。
同発電所では、燃料の供給を絶やさないことが安定的な運転継続の鍵となります。燃料である木質ペレットは、いわき市の小名浜港で荷揚げし、発電所内の倉庫へ陸送しています。
同社の市場裕介さんは、その荷役・輸送計画立案などを担っており「計画は立てて終わりではなく、天候不順によって港で荷揚げができなくなる可能性や倉庫の在庫状況などを考慮して再調整が必要となる場合もある」「重機やクレーンに付着した木質ペレット由来の粉じんを丁寧に清掃することにより、作業安全が確保できるように努めている」と話します。
同発電所の建設プロジェクトは、出資する3社が福島の復興や雇用の創出に貢献したいという熱意を共有するなかで進み、実現には地元住民からの応援もあったといいます。安全で安定的な運転のために奮闘する市場さんは「関わってくださった全ての皆さまに恩返ししたい」「再生可能エネルギーの地産地消、住民の暮らしの安心や地域の発展に貢献したい」との思いが原動力になっています。

設備の状態を監視する中央操作室

タービンを回すための蒸気を作り出すボイラ

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