今後の社会に不可欠なAIワット・ビット連携などで電力安定供給を
三菱総合研究所 政策・経済センター
主席研究員・研究提言チーフ(情報通信)西角 直樹Naoki Nishikado
今後生成AIの計算量の飛躍的な増大に伴い、データセンターの電力需要が急増すると言われています。情報通信分野の専門家である三菱総合研究所の西角直樹氏は、技術開発により電力消費が抑制できる可能性がある一方、技術の進展には不確実性があると指摘します。今後のAI社会に必要な電力の安定供給のためには、ベースロード供給力の底上げとともに、電力供給とデータ処理需要の地理的・時間的な不均衡の解決に向けた「ワット・ビット連携」※が重要になると強調します。