電気事業連合会からのお知らせ

プルトニウム利用計画について

2022年2月18日
電気事業連合会

  私ども電力9社(除く沖縄電力)と日本原子力発電、電源開発の電力11社は、六ヶ所再処理工場およびMOX燃料工場の操業計画や、昨年度からの状況変化を踏まえ、最新のプルトニウム利用計画を策定しましたのでお知らせいたします。


  本計画では、2022年度から2024年度までの3年間における各社のプルトニウム利用量を記載するとともに、2025年度以降における全社のプルトニウム利用量の見通しを参考としてお示ししています。


  プルトニウム利用の促進・保有量の削減を進めるため、このたび、新たに事業者間の連携・協力を実施していくことについて電力内で合意いたしました。具体的には、自社で保有するプルトニウムを自社のプルサーマル炉で消費することを前提に、事業者間で協力し、英国と仏国それぞれに保有するプルトニウムを交換した上で、MOX燃料工場が稼働している仏国でMOX燃料に加工し、国内のプルサーマル炉で消費することを計画しています。地元の皆さまにもしっかりとご説明しご理解をいただきつつ、今後も各社が協力してこの取り組みを進め、プルトニウムの利用をさらに推進してまいります。


  資源の乏しいわが国において、将来にわたりエネルギーを安定的に確保していくためには、国内における原子燃料サイクルの確立は不可欠であり、東京電力福島第一原子力発電所事故後、原子力発電を取り巻く環境が変化している中においても、プルサーマルの重要性は変わるものではありません。


  電力11社は、プルサーマルの早期かつ最大限の導入を目指すこと、また、2030年度までに少なくとも12基のプルサーマル実施を目指すこととしています。

  利用目的のないプルトニウムを持たないという国の政策のもと、六ヶ所再処理工場で回収されるプルトニウムだけでなく、海外に保有するプルトニウムも含め、確実に消費できるよう、プルサーマルの推進に最大限取り組んでまいります。

以上

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