石破内閣の発足について【会長コメント】
2024年10月1日
電気事業連合会
会長 林 欣吾
本日、石破内閣が発足した。 現在、我が国は、国内経済、外交、少子高齢化といった様々な課題が山積している。とりわけエネルギー政策については、将来の安定供給とGXの実現に向け、エネルギー基本計画の見直しが進められるなど、大変重要な局面にある。
エネルギー政策は、国民生活や経済活動の基盤を支える国の根幹をなすものであり、資源に乏しい我が国においては、再生可能エネルギーの推進、原子燃料サイクルを含む原子力発電の安全を大前提とした最大限の活用、火力発電の高効率化や技術開発等による脱炭素化等、バランスの取れたエネルギーミックスを実現することが極めて重要である。
さらに、GXの実現に向けては、今後、我が国における、あらゆる産業構造をドラスティックに転換していく必要があるが、それらを支える基礎部分として、強靱なエネルギー供給を確保するための方策が必要不可欠であり、最も重要であると考えている。
こうした様々な課題に対するこれまでの対応を的確に継承し、新内閣のリーダーシップのもと、実効性あるエネルギー政策の実現を期待したい。
以上