第2次石破内閣の発足について【会長コメント】
2024年11月11日
電気事業連合会
会長 林 欣吾
本日、第2次石破内閣が発足した。
現在、我が国は、国内経済、外交、少子高齢化といった様々な課題が山積している。また、世界に目を向けると、米国での政権交代など、エネルギーを取り巻く情勢が目まぐるしく変化していく中でも、我が国もしっかりと経済成長を果たしていく必要がある。
現在、我が国においては、持続的な経済成長を目指し、GXと安定供給の同時実現に向け、エネルギー基本計画の見直しが進められるなど、大変重要な局面にある。
エネルギー政策は、国民生活や経済活動の基盤を支える、国の根幹をなすものであり、資源に乏しい我が国においては、再生可能エネルギーの推進、原子燃料サイクルを含む原子力発電の安全を大前提とした最大限の活用、火力発電の高効率化や技術開発等による脱炭素化等、バランスの取れたエネルギーミックスを実現することが極めて重要である。
また、日本を支える電力多消費産業等がカーボンニュートラルを達成するためには、大量の脱炭素電源が必要という切実な声も届いている。その解決策として、エネルギー安全保障にも寄与する原子力の最大限の活用が重要であり、次期エネルギー基本計画においては、新増設・リプレースも含めた原子力の最大限の活用を、国として明確にする必要がある。
第2次石破内閣においても、GX実行会議等で示された方針を継承していただき、実効性あるエネルギー政策の実現を期待したい。
以上